学校における集金業務への負担・コストを大幅削減。
保護者が使用している銀行口座から即時決済も可能に。

2024.7.01

株式会社MEME

代表取締役

齋藤 舞 氏

ご利用サービス

POINT

  • ● 事業内容
  • ● スクペイについて
  • ● 課題
  • ● 今後の展望
  • ● 協業パートナー様のお声

事業内容

子育て世帯に寄り添うサービス

当社は親子でお金の管理ができる子ども向けのmanimoというアプリと、学校の集金をシンプルにするスクペイというサービスを提供しています。当社のミッションは、新しい価値を創造し、人々の豊かな未来を提供し続けることです。その価値の中の一つにお金を意図しており、お金のデジタル化について、親子、子育て世帯に推進していくことを第一ステップとし、取り組みを進めています。

manimoについて

稼ぐ・貯める・使うを体感できるアプリ

日本では幼少期から親子・家庭でもお金の話はしてはいけないものという固定概念が根強くあると考えております。加えて幼少期にインプットされたお金への固定概念を覆すことは難しいという研究結果も受け、まずは幼少期にアプローチしたいとmanimoをスタートしました。manimoは稼ぐ・貯める・使うを体感頂けるアプリで、お金について家庭内でのコミュニケーションを活性化出来たらと考えています。

manimoからスクペイへ

WEBアプリを活用した集金業務を発案

具体的にmaimoでは、ミッションとお小遣い額を設定し、子どもがそのミッションを達成したら、保護者がお小遣いを支払うという機能があります。保護者も最近は小銭が用意できず、お小遣いをその場で渡せないため、子どものお手伝いのモチベーションが下がるというような話もあります。それを受け、manimoではキャッシュレスで、保護者から子どもにお金を渡すことができ、お金のやり取りを見える化、そのお金は子ども用のプリペイドカードを使い、お店で利用出来ます。この、ミッションとそのミッションに対する金額を設定し、お金を支払う、やり取りを見える化する。という流れを応用し、学校が保護者に集金を依頼し、保護者が学校側に支払うということをWEBアプリを使うことで簡便化出来るのではないかと考え、スクペイが生まれました

スクペイについて

教員の負荷、保護者の不安も軽減

スクペイで解決したい課題は、学校目線としては、現金管理と集金業務の負荷軽減です。ある自治体のアンケートを見ると、まだ7割の学校が現金を取扱っていることが分かりました。現金を取扱うと、事故の発生は高まりますし、子どもが紛失したとしても学校側でも探さなければならない等、教員がその分のリスクを負い管理されています。また現金を預かるという緊張感の中で集金業務をされており、その負担を軽減していくことがスクペイの目的の一つです。保護者目線としては、現金は小銭を用意する負担を軽減したいです。保護者にはキャッシュレスが定着していて10円、100円などの小銭を持ち合わせていないことが多いので、集金のために用意しなければならないこともあり、私自身、子どもが1年生の時に、1万5千円を学校に持参させることがあり、子どもにお金を持たせる不安も大きかったです。そのような不安も軽減出来ればと考え、スクペイのサービス提供をしています。

Bank Payと接続した理由

圧倒的コスト削減とスピード感

Bank Payではなく、通常、いわゆる即時口座振替サービスを検討していく中で、金融機関1行ずつと契約をし、それぞれセキュリティチェックをし、API接続をするというのは、労力と時間とコストを考えた際、私たちのようなスタートアップ企業では、見合わないと考えていました。その中で、Bank Payは、API・1本で複数の金融機関と接続できることが非常に魅力的で、圧倒的にコスト(人件費・負荷等)が削減でき、スピード感をもって接続出来たと考えています。
利用者(保護者)目線で、発行金融機関が多くて選びやすいということもメリットです。一度、口座登録してしまえば、利用者も他の金融機関を選択する際も簡便に使えると考えます。
これからは、より地方の金融機関との接続が増えることを期待します。やはり昔から使っている地場の金融機関を引き続き使いたいというお声が学校、保護者両面から多いので、金融機関との接続数がより増えていくと良いと考えます。

課題はどんなところにありますか?

利用しやすい料金スタイルを検討

率直に申し上げると、決済手数料です。Bank Payだけではなくクレジットカード等の他決済手段でも手数料が変動することは、学校が導入する際の障壁です。そのため、例えば、決済金額が1万円以下の場合スクペイを使う等の「型」が出来つつあると聞いています。上手く保護者及び学校の負担を減らしながら利用できる料金スタイルを検討し、一つでも多くの学校に取り入れてもらえるよう努力していきたいです。

学校側、保護者側からのスクペイへの反応は?

事務負荷軽減を実感頂いています!

スクペイの導入を検討頂く際に、学校側が保護者アンケートを取りますが、9割以上の保護者がキャッシュレスに賛同をして下さり、結果、導入頂いています。学校は教員の負荷軽減を目的に導入されますが、集金の回収スピードが上がることへのお声も多く頂いていますし、学校側に操作説明に行った際に、集計などの事務手間も1学年5分程度で終わる!と、喜んで頂き、負荷軽減については実感頂けていると自信を持って言えます。

今後の展望

学校に関する集金を取り纏め、究極のスクペイを

今のスクペイでは私費(教材費・遠足費)についての集金になっています。給食費などの公費については教育委員会に対して保護者が直接支払うよう切り替わっており、私費と公費の支払い手段が分かれることにより保護者の負担が増えていることは事実です。加えて、修学旅行費等について業者さんに直接支払う等、何をどこに支払うのかのルートが増えており、保護者の負担が増えているのは見えているので、その支払い手段を全てスクペイで引き受け、学校に関する支払いを取り纏めていくことで究極のスクペイが出来上がると考えています。
また、ご利用頂く学校については、一度、自治体や小学校で取り入れて頂き、そこから広がっていくことが多いです。近隣の小中学校両方で導入頂いたり、さいたま市で取り入れた際に、隣の川口市でも切り替えて頂けたりと、広がりを実感しているので、サービス性の良さを引き続き、伝えて行きたいと思います。

スクペイの協業パートナーである理想科学工業さまのお声

右から理想科学工業株式会社 デジタルコミュニケーション事業部 部長 中山 伸行氏、企画推進課 エンフボルド ガンエルデネ氏、企画推進課 課長 君島 徹氏

学校と保護者を繋ぐデジタルサービス「スクリレ」を提供しています。2024年6月現在で、約2,300校の学校に導入、約65万人の保護者様に利用いただいております。
「スクリレ」は学校から保護者への「お便り」配信、保護者から学校への「欠席連絡」、アプリ内に広告を配信して広告収入の一部を学校やPTAに還元する「スクリレポイント」が基本機能として無償で利用できます。加えて有償オプションとして、個別連絡やアンケート、自治体からの一斉連絡等のオプションを設定頂くことも可能にしています。

今後も新しい機能追加を予定していますが、学校の集金業務のデジタル化はサービス開始当初から実現したいと考えていました。これは文科省が推奨するデジタル活用のターゲットにもなっており、実際に学校現場からは教職員の業務負荷が高いとの声を多く聞きます。現金ではなく銀行口座振替も行われていますが、銀行指定や手続きに関すること、手数料負担、保護者への連絡、入金後の処理など問題が多くあることがわかり、デジタル化の必要を強く感じました。
一般ではキャッシュレス決済が普及し、クレカや電子マネーは保護者に浸透しているものの、公立の学校では、手数料や入金サイクルなどを鑑みても不向きです。公共サービスとしてはやはり銀行口座の活用が妥当だと考え三菱UFJ銀行新橋支店に相談していました。信頼されるシステムがあれば良いと考えていたところ、MEME社を紹介され、一緒に手を組み進めることにしました。実証実験を経て、2024年6月からの連携を予定しています。

現在、営業担当者が学校に訪問した際、集金についてお伺いすると、ほぼ全ての学校が課題意識を持っているとお話になられ、デジタル集金についても関心をお寄せ頂いています。その中で、学校側、保護者ともに全ての連絡を一つのアプリで完結したいというニーズがあります。お便りや欠席などの普段の連絡と、集金の際の連絡が別々のアプリ(手段)で行われると結局は効率的にはなりません。
スクペイとスクリレが連携し、スクペイからの「請求通知」をスクリレで配信し、学校からの情報発信をスクリレで一本化していくことのメリットは、学校側・保護者側それぞれに大きいと考えています。
スクリレは今後、学校現場の課題解決に貢献するパートナーであり続けると共に、学校以外にも地域の町内会や子育てやシルバーの会など、同じような属性の方が集まるコミュニティについても広げていき、地域・社会の課題解決にも繋げて行きたいです。

銀行口座をお持ちの方が
ご利用できる
スマホ決済サービス

店舗・事業者様の
多様な決済シーンに対応。
販売機会を拡げるとともに
お客様の利便性が向上します。

  • 金融機関が提供する
    安心なサービス

    全国の金融機関が加盟する
    日本電子決済推進機構が提供する
    スマホ決済サービスだから安心!*1

  • 事業者様の
    多様な決済ニーズに対応

    事業者様の自社アプリにAPIを利用してBank Payの決済機能を組み込むことで、
    対面QRコード決済、EC取引、
    ハウスプリカ・電子マネーチャージ等の
    多様なサービスに活用できます。*2

  • 決済資金は
    3営業日後にご入金

    決済資金は、
    ご利用者様の銀行口座から
    即時に引き落とし。
    店舗様へは
    3営業日後に自動入金します。*3

*1 約1,000金融機関が参加する「J-Debit」のインフラを活用した決済スキーム
*2 事業者様側のシステム改修が必要になる場合があります
*3 Bank Payの契約形態によって異なりますので、ご契約された金融機関にご確認ください

ご質問・ご相談などございましたら、
なんでもお気軽にお問い合わせください。

【ご注意: Bank Pay】 機種変更前に旧端末で
機種変更コードの払出をお願いします。
まず、操作方法をご確認下さい。

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